特に輸入食品に関して消費者の関心の高まりから食の「安心」と「安全」に必要以上に偏重しすぎがちな昨今、そうした風潮自体が間違っているとは思いませんがあまりに限度を越してしまうことによって、徐々に食品の業界全体が誤った方向に進み始めているような気がしてなりません。
- どの産地のフルーツを使用しても、いつのシーズンであっても、工場では同じ品質(味、色)に出来上がるジャムが「自然」で、「安全」で、「安心」と思い込んでいる。
- 添加物や化学調味料をたっぷり含ませる加水処理されたベーコンが、無添加でじっくりと塩漬そしてスモークしたベーコンよりずっと食べ慣れているし、そして食感が柔らかくて美味しいと思っている。
・・・等々、様々な現実に日々触れるにつれ、だんだんと食品業界の将来を憂うようになってまいりました。
「食文化」は私たちにとって非常に大切なものであり、また特に私たち自身の身体の健康に直接関わってくるものなので、特に食品業界に携わり、食材に関してはプロフェッショナルな私たちが消費者の皆さんに、「本当においしいもの」を正しくお勧めしていかなければならないと考えるようになりました。 貴重な食べものについてウマイのマズイのなどと意見することはある意味ではおこがましいことだと思います。 私たちがやりたいことは私見や個人的な感覚を押し付けようとするのではなく、ここで対象となる食べものがどのような思いで、どのように作られたものか、その背景を知り得る者の一人としてそうした事実を消費者の皆さんへ出来る限り正確にお伝えしたいということです。 ビジネスライク、生産効率や作り手の一方的な事情から生まれた食べものではなく、「本当においしいもの」には、その背景にそれを育む自然環境であったり、またはそれを生み出す生産者や職人さんたちが、手間がかかるという現実とか面倒くさいという気持ちを超えたところで、本当に美味しいものを作りたい、食べてもらいたいと強く願いながら日々実現してきた高い技術やそこに込められた思いがあります。 それら全てを消費者である皆さんに正確に伝えることこそが私たちが追求する仕事です。
当社は大きな会社組織ではありませんし、売り上げ○○億を目指す収益優先の企業集団を目標にしてはおりません。収益優先の企業組織になってしまうと、それと引換えに出来なくなってしまうことがあると私たちは考えています。
いつまでも少人数で運営する本当に小さな会社のままで、私たちが出来るだけの仕事の範囲と規模で、本当の食べもののあり方に対する思いを共有出来るオーナーシェフやお店の方々と一緒に、食べものを中心として毎日の暮らしを本当の意味で「豊か」にしたいと考えております。
- 2015年10月07日
- B de Lコンフィチュール(ジャム)に新商品が追加されました。
- 2014年11月24日
- B de Lコンフィチュール(ジャム)が雑誌「天然生活 11月号」に紹介されました!
- 2012年12月17日
- B de Lコンフィチュール(ジャム)が雑誌「エル・ア・ターブル 1月号」に紹介されました!
- 2011年10月15日
- B de Lコンフィチュール(ジャム)が雑誌「CREA 11月号」に紹介されました!
- 2011年6月22日
- B de Lコンフィチュール(ジャム)が雑誌「日経ウーマン」に紹介されました!
- 2011年05月26日
- 個人様向けネットショップ「Smile@Table」がリニューアルしました。
- 2011年2月10日
- B de Lチョコレートペーストが雑誌「日経おとなのOFF」に紹介されました!
- 2011年1月23日
- B de Lチョコレートペーストが雑誌「Hanako (ハナコ)」に紹介されました!
- 2010年11月17日
- ベルナデッテ・デ・ラベルネッテ社コンフィチュール(ジャム)がサロンド・ショコラ・パリ2010で国際優秀賞を受賞しました。
- 2009年12月05日
- ベルナデッテ・デ・ラベルネッテ社コンフィチュール(ジャム)がサロンド・ショコラ・パリ2009で特別賞(Prix Special)を受賞しました。